最近釧路だけでも、沢山の犬猫の迷子情報を目にします。
当会で保護している犬の大半は、放し飼いの犬や・迷子になった犬・ノーリードではぐれた犬などが野生化していったことで増えてしまった犬達、またはその子孫です。

運よく(?)捕獲され譲渡対象になれば、新しいご家族の元へと行く事が出来ますが、最悪殺処分や駆除対象になる可能性があります。
自宅から脱走しない為に出来る事

窓を開ける時は、ケージや別室に入れる。

玄関を開閉する際は、犬が周りにいないか確認

ベランダ、ウッドデッキ、バルコニーに出す際は、飼い主監督の元リードをつけて出す。

庭に出す時は、完全な犬仕様の塀がない限り、散歩同様リードを必ずつける。目を離さない。
散歩中にはぐれないように出来る事。

ショルダーリードを併用したダブルリードをする事で、犬が突然走りだして手からリードが外れてしまう事を防げます。
このように人間の肩からかけて愛犬に繋いだものと
もう一つ通常のリードをしているのが望ましいです。
うちの犬は突然走ったりしない。
本当にそうでしょうか?

突然、何処かで大きな音がして逃走

向こうから自分より大きな犬が来て逃走

車に驚いて逃走

鹿や他の動物を見つけて追いかけて行ってしまった

何か気になる物を遠くに見つけて走り出してしまった
あげると、キリがないのですが上記がよくある逃走原因です。
そして、躾が入ってても上記の理由で走り出し迷子になってる子が本当に多いんです。
ショルダーリードをしていると、飼い主の体ごと引っ張る形になるので、突然走り出そうとしてもリードが体から離れる事を防ぐ事が出来ます。最悪の事態を想定して愛犬のリードを見直してみてください。
ノーリードについて
脱走防止がきちんとされているドッグラン以外では、どんな場所でもノーリードはやめましょう。最近は、山や海や草原などでノーリードにして散歩をしている方がいます。鹿が出たら、追いかけて行って山に入り込み2度と会えなくなります。(この場合、見つかる可能性の方が低いです)そして他人にも迷惑がかかります。犬が怖い人も嫌いな人もいます。
リードは手を繋いでるのと一緒で、絶対に繋いだ手を放さないでください。

行方不明、迷子にさせてしまう
(山で鹿を追いかけそのまま野犬になる。海で波にさらわれたり、冷たい水で心筋梗塞を起こす。いずれも最悪死亡します。)

2度と会えなくなる。

交通事故、線路事故などの事故で怪我や死亡のリスクがある 。

事故相手にも怪我や死亡のリスクがある。トラウマにもなる。

拾い食いでの誤飲。何を食べたかもわからない。

虫の寄生(エキノコックス含む)

リードや首輪などがどこかに引っかかって身動きが取れなくなる事も。
家庭犬としての歴史が長い分、最近忘れられがちですが、犬は元々野生動物です。 本能はなくなっておらず、隠れているのです。ある程度、「これをしたら怒られるからしない」
「こうしたら、飼い主が喜んでくれる」「こうしたら、飼い主が撫でてくれる。おやつくれる」等の判断能力はありますが、全ての大きさの犬にはまず狩猟本能もありますし、何かのタイミングで普段は隠れている闘争心等も出てくる事があります。

小型犬なら、ネズミ・ウサギ・鳥・リスなど小さな動物

中型犬や大型犬は、自分より何倍も大きな動物でも追いかけていきます。
特に北海道であれば、鹿。鹿を見かけて追いかけていってしまったり。時には、ひ熊を追いかける和犬などもいるくらいです。
普段、大人しい・躾が行き届いてる・呼び戻しも出来る・ボーッとした性格だから・・・。
関係ないんです。躾がどれだけ入ってても。
犬は家族。
大切な家族だからこそ、リスクを減らし守ってあげられるのは飼い主さんだけなんです。楽しそうだから、健康に良さそうだから、かっこよく見えるから、SNS映えするから(言語道断!)などの理由でノーリードにするのはやめましょう。何かあってから後悔しては遅いんです。
どうか、脱走対策・リード対策を・ノーリードの危険性を今一度見直して頂けたらと思います。

こちら

も是非ご覧くださいね

facebookページもぜひご覧くださいね(^^)